衛生学 事前課題
レポートテーマ
ブラック企業などと揶揄される酷い労働環境が問題となっている今日であるが、働く人
の衛生はどうあるべきかについて論じなさい。労働者の健康問題の事実としての現状を踏
まえ、関連法規を押さえ、健康の維持増進が個人の問題のみに帰結しないように、論を展
開すること。
①働く人の衛生はどうあるべきか
衛生とは「健康を守る、健康の増進」という意味である。健康とは「身体機能に異常が
なく、個人のストレスを含めた生活でのあらゆる出来事に対し、適切な処理ができる状態
のこと」である。つまり、身体機能に異常がなく、ストレスが適切に対処できる状態を保
つことが衛生という状態である。働く人の衛生はどうあるべきかの結論は、企業側がノー
残業デーを実施し、労働者はワークライフバランスを考え有給休暇を取得し、ストレスコ
ーピングを増やしていくことが重要である。
②労働者の健康の現実(事実)と関連法規について
OECDによる2014年の労働時間の調査によると、年間の労働時間は平均で1729時
間、OECD36ヶ国中15位であった。1970年は2243時間であったが、労働基準...