1「楽しい科学の授業の成立条件」についてまとめ私見
2「たのしい理科の授業」であるために大切なこと、気をつけることをまとめ私見
参考文献
未来の科学教育 板倉聖宜 仮説社2010年
1 板倉氏は「科学教育に山積する問題を解決するには、科学的認識の間違った考え方を改めれば大部分の問題
を一挙に解決できる」と考え、簡単な認識論・科学論に基づいて、ほとんどの人々から正しいと認識されてきた
理科教育上の常識を打ち崩し、「事実を基にして考えさせることが大切」というこれまでの考え方から 、「自分の
予想・考えをもって事実を見て、児童実験の重要性の訴えについても再吟味する」へと変革させた。子供が理科
に対して乗り気ではないのは、「難しいからよく分からない」のではなく、「くだらなすぎて面白くないから覚え
られない」と考え直すことも主張した。
子供の興味や関心を惹起させれば引き込まれるようになる。実験をするにしても、説明してそれからすぎに実
験に取り掛からせても、面白みに欠ける上に投げ出す子供もでる。実験内容の面白さ云々ではなく、「実験前に自
分自身で予想を立てる」ことが肝要なのだ。しかし、各々予想を立てたとしても、それからすぐに実験に取り掛
かったとしてもそれだけでは大して盛り上がらないし楽しくもない。予想を立てたなら、討論をさせるのだ。「自
分の予想が当たるかどうか」から「ど...