1主体的知識化と問題解決力
2指導計画作成の留意点
参考文献
第2版洞察力を培う初等社会科教育法 青木秀雄 明星大学平成20年
1スキーマという考え方がある。新しい情報が拾い概念的な枠組みに組み込まれ、それが現実世界での経験を
通し、発達するという考え方で、人間の概念知識が意味的に体制かされているという考え方をさらに広げた。し
かし今日、情報があふれる社会の中で、子ども達は情報的知識に飢えてはいない。それは頭の中にいちいち獲得
しなくとも、身の回りにある電子辞書やインターネットを活用すれば、それで済んでしまうような状況だからだ。
このような教育環境の変化から、たとえ系統的・構造的知識であっても。教材に沿って直接これを説明して獲得
を図るような、静的な授業展開では、子どもは楽しまなくなった。
デューイは反省的思考には5つ局面があるとした。①暗示があり、精神は解決に向けて飛躍。②解決されるべ
き問題や回答が疑問の中に感ぜられ、経験された困難や当惑の知性的調整がある。③観察や事実的素材の収集を
したり、新しい暗示を仮説として使用する。④観念、推論の精神的仕上げを試みる。⑤仮説を具体的、創造的作
用によって検証する。社会科の指導において反省的思考もスキーマも必要不可欠と考える。そこでこれらを踏ま
K...