【報告課題】
1998年(平成10年)年版「学習指導要領」の中学校社会科歴史的分野に関し、以下の問いに答えなさい。
歴史的分野の目標(3)に合う適切かつ具体的なテーマを一つ考え、その事柄について中学校学習指導要領の「内容」に沿いながら、中学生にも理解できる水準で説明しなさい。
平成10年版の学習指導要領にある中学校社会科歴史的分野に関して、その目標とされている(3)においては、「歴史に見られる国際関係や文化交流のあらましを理解させ、我が国と諸学国の歴史や文化が相互に深くかかわっていることを考えさせるとともに、他民族の文化、生活などに関心を持たせ、国際協調の精神を養う」と示されている。これに合う具体的なテーマとして、中学校の教科書にある中国文明で発達した漢字と孔子の儒教から、中国と日本の関わりについて考え、述べていきたい。
長い中国文明の歴史の中で、紀元前1500年ころの殷の時代には、現在の漢字のスタートとされている甲骨文字が発明された。また、紀元前770年ごろの春秋・戦国時代には、鉄器が広まり、牛耕がさかんになり、多くの思想家が現れた時代とされている。その中で、思想家について...