《S8102 Z1103 教育心理学1》
児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するのかまとめよ。
S8102 教育心理学1 第 1 設題
学籍番号 氏名
(1)
児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲
間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するのかまとめよ。
児童期は、親からの分離の動きが現れる幼児期、心理的な自立を果た
そうと揺れ動く青年期との間にあって、身体発達も比較的緩やかで情緒
的にも安定した時期であるといわれる。しかしながら、子どもにとって
は新たに始まる学校生活経験は発達の様々な側面に影響を与える。授業
場面は考えて話す・書くといった新たな言葉の契機を与え、直接経験を
超えた知識体系や抽象的な概念の理解を促す。そして、子どもは自らの
学習活動を客観的にとらえ、制御する心的活動を身につけていく。他方、
親や教師との関係から仲間関係へとウェイトが移行するとともに、集団
内 での位 置づ けや役 割が強 く意識 される こと となる 。
仲 間関係 の広 がりは、就学 とと もに学 校とい う新し い生活 空間を 得た
ことによって大きく変化する。初めて学校に足を踏み入れた子どもは、
大規模な集団に驚き、上級生の...