合格レポート 日本大学通信教育部 哲学基礎購読分冊1 2019年~2022年度

閲覧数3,335
ダウンロード数17
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員2,200円 | 非会員2,640円

    資料紹介

    教科書所収アルノー、二コル共著「論理学、別名思考の技法」(分冊1)における「名前の定義」と「事物の定義」について詳述しなさい。尚、論述にあたって「観念」「原理」といった言葉を用いる場合は必ず本文を拭あえた説明を加えるようにしてください。
     
     講評A
    名前の定義と事物の定義について、当該部分に目配りして、課題にこたえたリポートとなっています。原理という言葉についても整理が加えられており、もう少し具体例を出すなど、説明が欲しかったようにも思われますが、両定義について、よくまとめられています。ただ、観念の説明については、文章が粗く、アルノーたちが観念と想像とを同一視する立場をどのように評価しているのか、観念という言葉で何が意味されているのか、不明確なままで終わってしまっています。リポートの文章のみで文意が伝わるよう、教科書の記載を踏まえてもう一度まとめなおしてみてください。

    出典:哲学基礎購読 宮原琢磨

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1
    教科書所収アルノー、二コル共著「論理学、
    別名思考の技法」における名前の定義・事物
    の定義について詳述する。その中で、観念・
    原理の言葉を使用する際、本文を踏まえた説
    明 を 加 え る 。
    名前の定義・事物の定義について詳述する
    際に、観念・恣意性を使用するため、まず、
    これらについて詳述する。
    観念とは、他の言葉で説明しえないほどは
    っきりしたものであり、観念ほど明晰で単純
    であるものは他にない。観念を誤解釈しない
    上で重要なことは、想像という思考の振る舞
    いをすることである。なぜならば、人間は自
    身の脳裡に入ってくる物体的事象しか考えな
    いことに慣れているからだ。つまり、正しい
    観念を持つためには、物体的事物と想像のど
    ちらもが重要であり、どちらか一方に限定し
    な い こ と で あ る 。
    想像とは、自身の精神力と内的応用力を用
    いたものであり、物体的事物は想像無くして
    2
    得られない。しかし、物体的事物について考
    える時、想像が自身を混同させることもあり、
    正確に想像することが難しいため、明晰かつ
    判明である理解が重要であ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。