佛教大学:M5420言語学概論の第2設題リポート(2019年10月提出→10月末受理)

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    資料紹介

    佛教大学:M5420言語学概論の第2設題リポートです。
    2019年10月提出で10月末に受理されました。
    科目コードが違っても同一設題ならば対応可能です。
    フィードバックでは「良く書けています。ほかの参考文献も読んでさらに理解を深めてください。」と評価されました。文章の構成など参考にしていただければと思います。
    できるだけわかりやすい表現での記述を心がけました。どうぞご参考ください。

    〇第2説題:人間の言語に共通する特徴のうち、恣意性・生産性について説明しなさい。
     
    <テキスト>「入門ことばの科学」 田中春美ほか 大修館書店 1994年

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    本リポートでは、言語について確認した後に、人間の言語に共通する特徴である、恣意性と生産性を中心に述べていくものとする。
    人間は、自らの考えや感情を表現し、伝える手段として言語を用いる。よって、「言語=コミュニケーションを取るための道具」と考えることができる。人間が使う言語にはいくつかの共通した特徴がある。アメリカの言語学者ハケットは最大限16の特徴を述べている。そのうち最も特徴的であると考えられるものに、分節性、構造の二重性、恣意性、生産性などが存在する。
    一方、人間以外でも同じ種の間で意思の疎通を図る方法を持つ動物がいることも分かっている。たとえば、イルカは人間の耳に聞こえる鳴き声を出すだけでなく、超音波を出して仲間とコミュニケーションを図るなど、様々な伝達方法を使っていることが知られている。また音以外にも臭いや動き、光などを利用し、仲間とのコミュニケーションを図る動物も存在している。このように動物のコミュニケーションに用いられる手段を、仮に「言語」とするならば、人間の言語と動物たちの「言語」が決定的に異なる点として、次の3つが考えられる。①「分節される音を用いること」、②「言語記号...

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