2019年度から新設の英語文学2(PK2041)の2単位目の合格レポートです。
英米文学を履修していた方も同じ課題なので使っていただけます。
【評価】
2問とも「解説」の3点をふまえてよくまとめられています。
というコメントで「優」の評価をいただきました。
【課題】
教科書に引用されている次の1)~6)の抜粋の中から2問選択し、それぞれ日本語1000字程度で鑑賞せよ。
1)Hamlet
2)Gulliver's Travels
3)Letter to Load Chesterfileld
4)The Solitary Reaper
5)Jane Eyre
6)The Apple Tree
選択課題:(1)Hamlet (2)Gulliver’s Travels
参考文献:『英文学読本』 荒牧鉄雄・岡地嶺著(開文社)
英語文学2 2 単位目
(1)Hamlet は 1600 年頃に Shakespeare が書いた四大悲劇の 1 つである。正式名称は『デンマークの王子ハムレットの悲劇』という。14 世紀から大陸は文芸復興期であった。大陸に遅れて 16 世紀頃から文芸復興が始まったイギリスでは、新興の中産階級の強い支持によって王権が確立した。この頃活躍したのが Shakespeare である。Hamlet は、デンマークの王子ハムレットが復讐を果たす物語である。王である父を叔父クローディアスに毒殺されたことを知ったハムレットは復讐を決心し、狂人を装う。しかし、ハムレットは宰相ポローニアスを王になったクローディアスと間違い殺してしまう。ポローニアスの娘オリーフィアは悲しみ溺死する。ポローニアスの息子レアティーズは父と妹の仇を取ろうと決心し、クローディアスと手を結ぶ。毒剣と毒入りの酒でハムレットを殺そうとするも失敗し、王妃が死んでしまう。
ハムレットは二人を殺して復讐に成功するというあらすじである。テキストの抜粋は、復讐を決心しながらも行動できない、優柔不断な自分に挑む場面である。冒頭の”To be, ...