■日本大学通信教育部
・科目:日本史概説、日本史概論
・課題1:次の2問について、全て答えなさい
①1世紀から9世紀半における倭国と東アジア(特に中国王朝)との外交の経緯と特徴について説明しなさい。
<ポイント>画期となる出来事を抜き出し、その前後の変化を捉えること。「どこで変わるのか」「何が変わるのか」を意識。冊封関係を軸に捉える。
<キーワード>冊封関係、倭五王、遣隋使、遣唐使
<参考文献>『日本古代史』全6巻(岩波新書)、『日本中世史』全4巻(岩波新書)、『日本古代の歴史』全6巻(吉川弘文館)、『日本中世の歴史』全7巻(吉川弘文館)
②鎌倉時代から戦国時代にかけての武家政権と公家政権(朝廷)との関係について説明しなさい。
<ポイント>画期となる出来事を抜き出し、その前後の変化を捉えること。「どこで変わるのか」「何が変わるのか」を意識。武家と公家の関係(強調や対立・分立など)をまとめる。
<キーワード>東西王政、承久の乱、足利将軍と南朝・北朝、天皇権威
<参考文献>『日本古代史』全6巻(岩波新書)、『日本中世史』全4巻(岩波新書)、『日本古代の歴史』全6巻(吉川弘文館)、『日本中世の歴史』全7巻(吉川弘文館)
・課題2:次の2問について、全て答えなさい
①寛永文化・元禄文化・化政文化の特徴をそれぞれ説明しなさい。
<ポイント>「作者・作品」の紹介や説明で終わらせないこと。作品が生まれた時代背景や文化の影響を記述すること。
<キーワード>出版、農書・実学、上方の文化、江戸町人の文化、洋学
<参考文献>『シリーズ日本近世史③ 天下太平の時代』ほか
②大正デモクラシーをめぐる政府と民衆の動向について説明しなさい。
<ポイント>吉野作造や美濃部達吉の考え、米騒動にみられる社会不安などを背景に、政治家がどう動いたか。
<キーワード>天皇機関説、民本主義、第二次護憲運動、米騒動、治安維持法
<参考文献>『シリーズ日本近世史③ 天下太平の時代』ほか
日本史概説
・課題1:次の2問について、全て答えなさい
①1世紀から9世紀半における倭国と東アジア(特に中国王朝)との外交の経
緯と特徴について説明しなさい。
<ポイント>
・画期となる出来事を抜き出し、その前後の変化を捉えること。「どこで変わる
のか」「何が変わるのか」を意識。冊封関係を軸に捉える。
<キーワード>冊封関係、倭五王、遣隋使、遣唐使
<参考文献>『日本古代史』全6巻(岩波新書)、『日本中世史』全4巻(岩波
新書)、『日本古代の歴史』全6巻(吉川弘文館)、『日本中世の歴史』全7巻(吉
川弘文館)
弥生時代には、水稲耕作、文化の輸入のほか多くの渡来人が列島に渡ったと
いう東アジア地域との交流や、物資の遠距離交易にみられる列島内での交流が
盛んになった。57 年には倭の奴国が朝貢して後漢の光武帝から印綬を授けられ
たことが、107 年には倭国王帥升らが後漢に生口を献上したことなどが『後漢
書』東夷伝に記されている。
五世紀になると、中国は南北朝時代にあったが、倭国の王は、その南朝と宋
と交渉を持った。『宋書』倭国伝によれば、讃・珍・済・興・武の五人の王が、
宋...