【日大通信】学校経営と学校図書館(U20100)課題1 2019年度
「学校経営と学校図書館」分冊1の合格リポートでございます。
「複数の文献を引用し、大変よく書けています。」との講評を頂戴しました。
少しでも皆様のお役に立てましたら幸いです。
レポート執筆がんばって下さいね!
問題1.日本に学校図書館が導入されたのは、米国主導による戦後教育改革の結果である。戦後教育は、教育の民主化を目指すもので、これからの教育像について、人間性・人格・個性の尊重を基本に、自ら考え自ら判断し、自由な意思を持った子供を育てることが必要と指摘した。多様な学習情報や媒体が収集・整理・保存され、個別的・自主的学習形態が可能な学びの場として、学校図書館がクローズアップされたのである。そして1953年、学校図書館法が制定。1条と3条で学校図書館が必置であること、2条で学校図書館が教育課程の展開に寄与すると共に、児童生徒の健全な教養の育成を目的とすると確認した。
今日の学校教育は、問題解決型へと変化し、課題を解決する為に必要な思考力・判断力・表現力の育成、主体的に学習に取り組む態度の養成、生涯学習者の形成を目的とする。主体的な学習には読書が不可欠であり、その主要な舞台は教室と学校図書館である。また、この生涯学習社会・高度情報化社会を生きて行くには、情報リテラシー(様々な資料を取捨選択し状況判断する力、情報を見付け利活用する能力)の会得が必要である。学校図書館は、指導機関として、児童生徒に情...