佛教大学 Q5510 宗教学概論 第1設題 リポート

閲覧数3,323
ダウンロード数26
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2021年度佛教大学通信教育課程合格リポートです。
    科目コードが違っていても設題が同じであればお役に立てると思います。あくまで参考程度になされますようお願い致します。

    設題:宗教の起源説の諸相を述べよ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    宗教の起源説の諸相を述べよ。

    宗教という文化がどのようにして発生したかについてはこれまで数多くの学説が展開されている。どの学説も資料が不足していることから諸宗教の起源を突き止める決定的な証拠はいまだ発見されていない。しかし、現存の未開社会や民間信仰の研究によって少なくとも宗教の祖型またはその原初形態を求めることができるようになり、その祖型は唯一ではなくいくつかの形態があり、それらが絡み合った形態があることも明らかになった。以下にそれらの形態を記す。

    アニミズム
    アニミズムは19世紀後半イギリスの人類学者タイラーが展開した理論である。生物・無機物・自然現象・宇宙の諸力といったすべてのものの中にはアニマ(空気・呼吸・生命・霊魂)が宿っているという考え方である。アニマは一時的あるいは永続的に肉体を離れて独立して存在する。アニマは宇宙に無数に存在し、自然の活動を支配する力となっている。タイラーはこの霊的存在への信仰を宗教の原初形態と定義し、アニミズムと呼んだのである。彼によれば諸民族の神観念はアニマに人格を投影したものであるという。現在でもアニミズムという言葉は宗教学を語る上で欠かせないも...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。