明星大学 通信教育部 「教育心理学」の課題レポートです。
良い講評を頂き、一発合格しました。
【課題】
〈1単位目〉
ピアジェの発達論にもとづいて、子どもの思考の発達について述べなさい。
〈2単位目〉
コールバーグの道徳性の発達理論に基づいて、子どもの道徳性について述べなさい。
【注意事項】
・添削者により講評が異なります。ご了承ください。
・参考資料としてのご利用を推奨しておりますため、レポートの丸写しはお控えください。
【PA2030 教育心理学 1単位目+2単位目 合格レポート】
〈課題〉(1単位目)
ピアジェの発達論にもとづいて、子どもの思考の発達について述べなさい。
〈レポート本文〉
はじめに、 ピアジェは同化と調節の均衡化の過程によって変化していく「シェマ」の過程を知的機能の発達とした。「シェマ」とは、人が世界を認識する際に用いる枠組みの事である。また、同化とは自分のシェマと外界の情報が適合する場合に、シェマを強化する形で情報を取り入れる事をさし、調節とは自分のシェマを外界の情報に合わせて変化させていく事をさす。また、ピアジェはそこで行為が思考に内化したものである操作の種類にも注目した。例として、指を折って計算するのに対し、暗算する場合を操作と呼ぶ。そしてピアジェはこれらに注目し、シェマや操作が大きく質的に変化する様子を年齢ごとに分け、おおまかに四段階に分類した。
まず、0歳~2歳くらいまでを感覚-運動期と呼び、主に感触や自分の身体を動かす事によって情報を獲得する。頭の中の記号である心的表象は介さず、自ら積極的に身体を動かし、感触を探っていく。例として、乳児の目の前におもちゃを置き、そ...