【A評価】社会・集団・家族心理学III:聖徳大学通信心理部
第1課題第1設題
家族ライフサイクルの観点から家族の成立から終焉までをとらえなさい。その際に、ライフステージに移行に伴う危険と機会についても併せて言及しなさい(すべての段階について)。
【回答論文】1,568文字
※本レポートをそのまま提出しないで下さい。参考としてご覧下さい。自学に励まれている皆様のお役に立てれば幸いです。
社会・集団・家族心理学III
第1課題 第1設題
家族ライフサイクルの観点から家族の成立から終焉までをとらえなさい。その
際に、ライフステージに移行に伴う危険と機会についても併せて言及しなさい
(すべての段階について)。
【回答論文】1,568文字
「家族ライフサイクル」とは、エリクソンによる個人の発達段階と同様、家族形成の流
れを各段階に分け、その機能の変化と課題を論じたものである。ここでは、臨床心理学者
の平木典子氏による発達七段階理論に基づいて論じる。これは、家族の形成を大きく「形
成期」「発展期」「収束期」と捉え、それらを七つに分化する考え方であり、それぞれの段
階に特有の発達課題があり、それに伴う発達的危機がある。
第一段階は「家からの巣立ち」であり、これは個人発達段階では「若い成人期」のこと
を示す。それまでの青年期のアイデンティティ確立を経て、源家族から離れつつも、新た
な家族を形成するには至っていない移行の段階だ。経済的に自立し、友人や恋人たちと親
密な人間関係を築き、源家族から心理的に自立するプロセスである。
第二段階は「結婚による両家族の結合」であり、個...