佛教大学S5530初等教育内容外国語の合格済みレポートです。佛教大学は添削が厳しいので丸ごとコピーして使うことはやめてください。
〈設題〉
子どもの心を動かすこと、またからだを動かすことがなぜ授業に必要なのか、テキストの内容にもとづいて述べたうえで、実際の外国語の授業で自分が行うとすれば、どのような活動を選ぶか(テキストで参考にした箇所を明記)、またその活動にはどのようなICTや教材がふさわしいかを論じよ。
1.今日の英語教育
今日、日本の英語教育はチェンジにチェンジを重ね、コミュニケーション重視になっている。1990年代に入った頃から実際に中学校でコミュニケーション英語重視の現場に大きく変わった。「英語教育が変わる」と子どもも教師も保護者も期待でいっぱいになったものの、英語教育は劇的に変わらず、日本人はペラペラと英語でコミュニケーションを自在にとれるようになることもなく、中学生・高校生の英語力も上がっていないのが事実である。小学校英語の開始でさえ効果はないという。日本の教室では決まった表現を暗唱する会話練習が定番となっており、相手のことばが予想できない実際の会話とはかけはなれている。そのため、本物の英会話になったとたん、小中学生が口をつぐむのは当然である。
ことばを使う時に私たちが頭の中でする思考には、2種類ある。それは「分析的思考」と「からだ的思考」である。「からだ的思考」とは、擬音語・擬態語や、ジェスチャーとなってでてくるもので、からだがまわりの環境とかかわり合っていくのに必要な思考法である。「分析的思考」とは、擬音語・擬態語以外のことばとなって出てくるもので、中心となる情報を取...