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認知に働きかけ支援するリーダーシップ（これからのリーダーシップに求められるもの）

序論
　リーダーシップとは、チームの目標達成や課題解決における指導力や統率力のことである。リーダーシップは社会情勢や経済に影響され、時代によってリーダーシップをとるリーダー像に違いがある。例えば、平時と変革期では、自身の役割の果たし方もメンバーに対するアプローチの仕方も違ってくる。社会経済が方向を見失い危機に迫られている時には、秩序を作りメンバーのエネルギーを一つの方向に揃えていく、強いカリスマ性を持った指導者が求められた。そして画一的な個性がない安定志向の人達が多い、沈滞した時代では変化を起こす支配型リーダーというスタイルもみられた。そして最近の傾向としては、チームメンバーの気持ちを考え理解することでメンバーの活性化を図るというリーダーが求められている。そこでリーダーの特性について考え、相手の認知に働きかけ支援するリーダーシップについて考えてみたい。

１．リーダーシップ行動のＰＭ理論
2人以上の人が集まる場面においては、どちらかがリーダーでどちらかがメンバーになりうる。看護の臨床の場においても複数人...

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