この科目はレポート合格が厳しく大変な思いをされている方の相談を受けます。また、新学習指導要領告示された影響から、2020年から問題内容が変更されているので、お忙しい方の参考になれば幸いです。
国語学概論1 1単位目 課題
(1)テキストが説明する類義語のとらえ方を簡潔にまとめた上で、(2)類意と考えられる「マワル」と「メグル」、および、「タス」と「クワエル」についてどのような共通の意味があり、どのような意味の違いが存在するのかについて、テキストに示す法論にしたがって具体的に考察しなさい。
講評 相違点をまとめられています。特に「タス」と「クワエル」はシンプルにまとまっていました。
(1)類義語の意味をとらえるために、類義語相互を比較するという方法がよく見られる。両語に共通する意味をとらえ、また、そこで生まれる差異を比較する必要がある。類義語同士の使い分けの条件を発見するために、両語を適当な文脈の中に置き、文としての適否を判断する。語の使用の可否についての差異を見つけることが、類義語の意味をとらえ方となる。
(2)まず、「マワル」と「メグル」について考えていきたい。これらに共通する意味は「ある部分を中心に動く、移動する」ということである。2つの語を文脈の中に置き比較していく。①A.友達と商店街をまわる。B.友達と商店街をめぐる。②A.車輪がまわるB.車輪がめぐる。こ...