道徳の理論及び指導法(中) 第1設題レポート 佛教大学【Z5107/2020年】

閲覧数2,781
ダウンロード数13
履歴確認
更新前ファイル(1件)

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    【設題内容】
    道徳教育の意義とそれを実践する際の学習指導で留意すべきことについて説明しなさい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    道徳の理論及び指導法(中・高) 第1設題レポート

    道徳教育の意義とそれを実践する際の学習指導で留意すべきことについて説明しなさい。

     現代における道徳教育は、長い歴史を経て、様々な形に変容を繰り返しながらその意義を確立してきた。江戸時代の商人で思想家である石田梅岩が「学問とは心を尽くし生を知る」としながら、あらゆる身分の人々へと説いた「石門心学」は学ぶことで己を知り、個々の生き方の中に人間性を認め、生きる喜びへと昇華させることが目的とされている。梅岩の心学は人間性を養うという点で、今日の道徳教育の先駆けであったといえるだろう。なぜなら道徳教育の意義は2003年の中央教育審議会答申にて『「確かな学力」「豊かな人間性」「健康・体力」の3つの能力を養育し、個人の中で相互的に融合し、自立的な「生きる力」を育むこと』と定義されており、その中でも人間性の教育から成る「人間力」は生涯を通じて重要な道徳教育の核の部分といえるからである。
     また西洋の教育思想家であるカントは、道徳教育の意義は人間が動物性から脱し、道徳を学ぶことにより人格性の素質を養うことにあると説いた。カントの「人間は教育によって...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。