教育心理学 最終試験レポート
【設題内容】
パーソナリティの類型論と特性論の考え方それぞれについて典型例をあげて説明し、日常生
活において人を理解するにあたっての長所・短所を指摘しなさい。
教育心理学 最終試験レポート
1. パーソナリティの類型論と特性論の考え方それぞれについて典型例をあげて説明し、日常生活において人を理解するにあたっての長所・短所を指摘しなさい。
パーソナリティとはある一貫した状況下で、個人によって異なる行動や性格、考え方などを指す。心理学では人間のパーソナリティに関する考え方が2通りあり、それらは「類型論」と「特性論」に分けられる。
「類型論」とは今日の血液型や干支を基にした占い等でも広く活用されている考え方で、人間の性格をいくつかの種類に分類し、そのグループごとにみられる典型的な特徴を記述することで個々のパーソナリティを捉えようとするやり方である。例えばドイツの精神病理学者であるクレッチマーは自身の医者としての経験から、精神病と患者の体型に関連があることを発見した。クレッチマーは人間の体型の種類を「細長型」「肥満型」「闘志型(骨格や筋肉の発達が優れた体型)」の3種類に分類した。そこから体型と精神の関連を分析した結果、「細長型」の人には統合失調症の患者が多く、個人の性質には非社交的で生真面目、そして恥ずかしがり屋で神経質な特徴がみられると分析し...