【日大通信】倫理学基礎講読 課題2(2019~2022年度)合格レポート

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    日本大学通信教育部 倫理学基礎講読 課題2(2019~2022年度)の合格レポートです。 
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    倫理学基礎講読 課題2 合格レポート

    回答例
    ①ゴルギアスのいう弁論術とは、言論を通じてことを成し遂げ、人間にかかわりのある事柄の中でも最高で最善な技術である。彼にとっての最高善は、自分自身に自由をもたらし、居住する国においても他人を自分のために支配することができることである。言論の力で人を説得するという能力なので、大勢の人が集まる場合に効果を発揮し、正不正に関する事柄に関してなされ、知識ではなく信じ込むことが結果として起こる説得である。事柄そのものを知る必要はなく、説得のコツにより無知な人々に対して知識があるように見せる者である。最高善や正不正の知識ではなく、結果を信じ込ませることが出来るだけである。
    ソクラテスによれば、弁論術は技術でもなく、うれしさと快さをつくりだすことに関する経験に過ぎない。同じ営みには料理法、化粧法、ソフィストの術、政治術など、対象によって分かれているだけで、単なる経験、おべっか、政治術の中の一部門をまねた模倣である。何が最善かに気を配らず、その時に快い思いをさせるだけの技術であり、大衆の関心を買うことを目標にするおべっか使いでしかない。ソクラテスにと...

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