佛教大学 【最終試験】合格済みのレポートです。
2021年度シラバス対応の最新版です。
国立教育研究所(2020)「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料 小学校 図画工作科」を参考に記述に努めています。
本レポートを参考に自身の経験を織り交ぜてご利用いただけると幸いです。
※内容の丸写しは絶対にお控えください
1,図画工作科の評価の進め方
図画工作科の評価においては最初に学習指導要領から「教科目標」「評価の観点および趣旨」「学年目標」などを確認することが求められる。次に「題材(単元)の目標と評価規準」を設定していく。この段階では(1)児童の実態、前題材までの学習状況を踏まえる(2)「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」の3つの観点を基に「内容のまとまりごとの評価規準」をまとめることが大切である。「内容のまとまり」とは「造形遊び」「絵や立体、工作」「鑑賞」などの各活動である。この際に、題材における学習活動がどのような資質や能力を育成するのかを明確に位置付けることが重要である。
次に「指導と評価の計画」を作成する。具体的には(1)評価場面や評価方法等を計画する(2)どのような評価資料を基に「おおむね満足できる」状況(B)と評価するかを考えたり、「努力を要する」状況(C)への手立て等を考えたりする段階である。
続いて「授業」を行う。この際に「指導と評価の計画」に沿って観点別学習状況の評価を行い、児童の学習指導や指導改善につなげる。例えば、ある児童が「知識...