大学の「就職予備校」化と大学の新たな在り方 A評価

閲覧数1,324
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    日本の教育問題を扱う授業にてA評価を受けたレポートです。私立大学の危機と就職予備校化について考察・調査したことを書きました。何卒ご参考になれたらと。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1
    大学の「就職予備校」化と大学の新たな在り方
    ―地方私立大学に注目して―
    社会学部
    ***
    はじめに
    2 019 (令和元)の大学学部進学率は23.7 %で過去最高を記録し、同時に私立大学の学
    校数は201 校で、大学全体のそれに比べ約2 割を占める。(文部科学省2019 )新規大学設
    立の容易な認可とともに、専門学問分野の伝統的な立地が危ぶまれる現在、私立大学は就
    職における利点の名目を立て学生を引き寄せ、「就職予備校」と化して久しい。本稿では
    このような傾向を汲み、私立大学が抱える運営上の問題と波及を多角的に考察しつつ望ま
    しい大学学部編成の在り方について提言したい。
    第 1 章.大学の「就職予備校」化
    1 節 . 大学をめぐる環境の変化
    かつて日本の私立大学は政府の官僚養成機関的機能が中心とされた国公立大学と異な
    り、欧米の先進思想が独特な形でもって具現化され創立者の教育理念のもと自由な学問を
    学べる場所として建立された。同時に最初より私立大学の土台は学校法人が構成し、専門
    学校とは桁を異にする、大学固有の広範囲な教育を目指して入学を志願する学生と彼らが
    納める...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。