英語学研究(2021年度)最新版

閲覧数2,398
ダウンロード数23
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    2021年度、英語学研究の第1設題解答です。合格済み。参考までに。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    p. 96の実力問題Aの(1)に答えなさい。 
    まず初めに、メタファーについて述べる。メタファー(metaphor)とは、隠喩すなわち喩えのことである。そこには、語の持つ意味の仕組みが大きく関わってくる。語には、形と意味がある。形と意味が1対1対応である語を単義語¹と呼ぶことに対し、形に対して意味が複数ある語を多義語と呼ぶ。そこで、多義語に対しては正しい意味を解釈する必要が出てくる。例えば、「足」を例にとると、「足でボールをける。」と「自分の足で歩く。」に出てくる「足」は同じ「足」を意味していない。前者はつま先や足の裏など、せいぜい足首から下の部分まで(英語で言うとfoot)を指す。後者は足全体(英語で言うとleg)を指す。すなわち、「足」の持つ意味が「部分」から「全体」にずれた。このように、指示対象があるものから隣接するもの(ここでは全体と部分)にずれる現象をメトニミーと呼ぶ。メトニミーは広い意味で比喩の現象といえる。さらに、比喩的な意味の世界ではメトニミーと並んで重要な意味現象がある。それがメタファーである。
    ここでは、メタファーの具体例を挙げ、説明することにする。例えば、「やくざ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。