<課題>
学習意欲(動機づけ)を支えるメカニズムに関する様々な理論に基づき、児童生徒の学習意欲を向上させるための教育実践の在り方について述べなさい。
<講評>
各理論について、丁寧に記述されています。
<参考・引用文献>
『理論と実践をつなぐ教育心理学』杉本明子、西本絹子、布施光代編(みらい)
『問いからはじめる発達心理学』坂上裕子、山口智子、林創、中間玲子編著(有斐閣ストゥディア、2014)
2021年度 明星大学通信教育学部 教育心理学 2単位目の合格レポートです。
PA2030 教育心理学 2単位目
<課題>
学習意欲(動機づけ)を支えるメカニズムに関する様々な理論に基づき、児童生徒の学習意欲を向上させるための教育実践の在り方について述べなさい。
心理学では、やる気を生み出し、行動を生じさせることを「動機づけ」と呼ぶ。この動機づけは、ある欲求を満たすために、特定の目標に行動を定め、その行動を維持したり、調整したりすることを通して、一定の方向に導くプロセスを指す。例えば、空腹時に「何か食べたい」という欲求に対して、「食堂でご飯を食べよう」と具体的な目標に向かって行動を導くのは、動機づけ或いは動因の働きである。そして「食堂へ行く」という行動が起こり、「ご飯を食べる」という目標を達成し(或いは誘因を獲得し)、その結果「満腹になる」という満足を得る。
この動機づけには、内発的動機づけと外発的動機づけの2つの動機づけがある。例えば、算数の勉強をするときに、「テストで良い点を取ったらご褒美にお小遣いがもらえるから」、もしくは「テストで悪い点数を取ったら怒られるから、怒られないように勉強する」というように、他の欲求を満たすための手段として、ある行動をとる...