英語の読み書き指導について、具体例を挙げて述べよ。
2020年より実施されている新学習指導要領において、高学年の外国語では、アルファ
ベットの指導や「読むこと」「書くこと」の指導について、2011〜2019年度までの
外国語活動時代と比べてより高度な内容まで含むことが示されている。「外国語」の目標は
次のように示されている。「外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働か
せ、外国語による聞くこと、読むこと、話すこと、書くことの言語活動を通して、コミュニ
ケーションを図る基礎となる資質・能力を次の通り育成することを目指す」(文部科学省、
2017a、8頁)。
このように、中学年の外国語活動で外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませたことを
踏まえて、高学年に「読むこと」「書くこと」が加わった。ただし、この2領域については
あくまでも高学年で「慣れ親しませることから指導する必要があり、『聞くこと』、『話すこ
と』と同等の指導を求めるものではないことに留意する必要がある」と『小学校学習指導要
領解説』において強調されている。
中学年においては、英語の音声に十分に親しみながら...