国文学講義Ⅲ(中世) 課題2
万葉時代の律令国家における法通制度や旅について 説明しなさい。また、 『万葉集』における羇旅歌につ いて、内容や性格、特色について具体的に歌をあげて 説明しなさい。
〈ポイント〉 須磨巻以前と澪標巻以後について概観し、薄雲巻を中心に考えてみると良い。 また、朝顔巻末にも注意。
〈キーワード〉①政治と愛 ②王権物語 ③光源氏と桐壺帝 ④貴種流離譚 ⑤政治と絵合
〈参考文献〉 『新編日本古典文学全集』(小学館) 、『新日本古典文学大系』藤井貞和他校注』(岩波文庫) 、また 『源氏物語事典』(大和書房)
〈本文〉
源氏物語第一部は源氏が1歳から39歳の10月までを描いた恋愛物語である。
まず、光源氏の父である桐壺帝が妃の一人である桐壺更衣を溺愛していたところから始まる。身分の低い桐壺更衣は弘徴殿の女御たちによって壮絶ないじめを受け続けていたが、そんな中二人の間に生まれた皇子が光源氏である。光源氏が3歳の頃、ついに桐壺更衣はいじめの心労による病気が急変し里下り直後に亡くなってしまう。
国文学講義Ⅲ(中世) 課題2
万葉時代の律令国家における法通制度や旅について 説明しなさい。また、 『万葉集』における羇旅歌につ いて、内容や性格、特色について具体的に歌をあげて 説明しなさい。
〈ポイント〉 須磨巻以前と澪標巻以後について概観し、薄雲巻を中心に考えてみると良い。 また、朝顔巻末にも注意。
〈キーワード〉①政治と愛 ②王権物語 ③光源氏と桐壺帝 ④貴種流離譚 ⑤政治と絵合
〈参考文献〉 『新編日本古典文学全集』(小学館) 、『新日本古典文学大系』藤井貞和他校注』(岩波文庫) 、また 『源氏物語事典』(大和書房)
〈本文〉
源氏物語第一部は源氏が1歳から39歳の10月までを描いた恋愛物語である。
まず、光源氏の父である桐壺帝が妃の一人である桐壺更衣を溺愛していたところから始まる。身分の低い桐壺更衣は弘徴殿の女御たちによって壮絶ないじめを受け続けていたが、そんな中二人の間に生まれた皇子が光源氏である。光源氏が3歳の頃、ついに桐壺更衣はいじめの心労による病気が急変し里下り直後に亡くなってしまう。
さて、ここで本題の藤壺の登場である。藤壺は「かく心細くておはしま...