資料紹介

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参考文献
「高齢者に対する支援と介護保険制度　第6版（新・社会福祉士養成講座13）」
社会福祉士養成講座編集委員会　編　 中央法規出版

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介護保険法（制度）の理念に触れながら、介護保険制度の概要を説明しなさい。　

　現在の日本は、超高齢化社会である。高度経済成長期によって経済発展した日本は、都市化や核家族化の進行、加えて、医療水準が向上して長命社会が実現したことにより、要介護高齢者数の増加、介護期間の長期化、老老介護などの課題が生じた。以前は、職と住まいが同じであったことや、短命社会であったことから家族が介護をすることが主流であったが、現代では家族のみが介護をすることが困難な状況となっていったのである。1970年に高齢化率７％、1994年には14％を上回り、高齢社会に突入した日本では、高齢者問題は社会問題として認識されるようになり、今日に至るまで様々な政策や制度が展開されてきたのである。
しかし、内閣府によると、令和２年時点での日本の総人口数は、1億2,571万人であり、そのうち65歳以上人口は、3,619万人と発表している。総人口に占める高齢者の割合は28.8％となっており、高齢化問題は拍車がかかっている。そして、さらに今後も高齢化は進んでいくと予測され、一層老人福祉の需要が高まることから、本稿では、これまで展開され...

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