【課題】
次の4問の中から2問を選択し、解答してください。※1,3を選択
1.教育課程の定義と、各学校が適切な教育課程を編成し質の高い教育活動を展開することの意義についてまとめてください。
2.これまでの学習指導要領の変遷について、それぞれの改訂で示された教育課程の特徴について説明してください。
3.2017・2018(平成29・30)年に改訂された学習指導要領の基本的な考え方や主なポイントについて説明してください。
4.学校で教育課程を編成・実施するに当たって踏まえるべき法令の概要について、教育課程の基本的な要素(教育の目標、内容、授業時数)に留意しながら整理してください。
一発合格レポートになります。参考文献は配布された教科書中心ですので、ぜひ参考にしてみてください。
本稿では、2017・2018年に改訂された学習指導要領の基本的な考え方、ポイントについて述べる。
まず、この改訂の背景には、よりよい学校教育を通じて、よりよい社会を創るという目標を共有し、社会と連携・協働しながら、未来の創り手となるために必要な資質・能力を育む「社会に開かれた教育課程」の理念を掲げ、教育課程を中核に据えて学校教育の改善を図ることが意図されている。社会変化によって、これまでになかった豊かさや便利さなどを享受する一方で、多くの問題に直面している。例えば少子高齢化、貧富の差の拡大、環境エネルギー問題などであり、現在と将来どちらにも影響を及ぼすものである。社会変化に伴って生じる問題に唯一の正解はなく、柔軟な発想や豊かな感受性を持って、よりよい社会や世界の創造に積極的に取り組む必要がある。学校教育では、児童が自ら新しい時代を創造し豊かに生きていくための資質・能力を育むことが求められるため、今回の改訂の背景となっている。
この改訂された学習指導要領の基本的な考え方とは、「社会に開かれた教育課程」の実現を目指すこと、豊かな心や健やかな体の育成、より一層の知識の理解の質を高める...