【課題】
次の5問の中から2問を選択し、解答してください。※2,4を選択
1.学習指導要領の総則で教育課程の編成や実施に当たっての考え方や配慮事項が示されていることの重要性やそれらの生かし方について述べてください。
2.カリキュラム・マネジメントの必要性と三つの側面についてまとめてください。
3.カリキュラムの研究的な定義とIEA(国際教育到達度評価学会)によるカリキュラムの概念的モデル(カリキュラムの三つの次元)について説明してください。
4.「経験主義」の教育課程と「系統主義」の教育課程について、それぞれどのような考え方をいうのかまとめてください。
5.幼稚園教育の指導計画の立案に当たって、基本的に留意すべき点を挙げて説明してください。
一発合格レポートになります。参考文献は配布された教科書中心ですので、ぜひ参考にしてみてください。
2 本稿では、カリキュラム・マネジメントの必要性と、その三つの側面について述べる。
カリキュラム・マネジメントとは、教育課程に基づき組織的かつ計画的に各学校の教育活動の質の向上を図っていくことである。カリキュラム・マネジメントが重要視される背景には、「社会に開かれた教育課程」という考え方がある。「社会に開かれた教育課程」とは、社会の様々な領域で激しい変化が加速度的に進む時代に、「よりよい学校教育を通してよりよい社会を創るという理念を学校と社会が共有し、それぞれの学校において、必要な学習内容をどのように学び、どのような資質・能力を身につけられるようにするのかを教育課程において明確にしながら、社会との連携及び協働によりその実現を図っていく」ことを指す。こうした考え方を実現していくにあたり、子どもたちが「何が出来るようになるか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」に着目し、児童や学校、地域の実態を把握しながら、教育の目標の達成に適切な内容を実施しその改善を図っていくことが求められるため、カリキュラム・マネジメントの確立が求められるのである。
このカリキュラム・マネジメントの捉え方について、...