明星大学通信教育部 情報教育1の1単位目の合格レポートです。
[科目概要]
情報通信技術(ICT)の進歩による教育方法の多様化、高度化に支えられている知識基盤社会における教育の考え方、学習内容、学習方法、評価方法を学び、知識基盤社会が教育へもたらす影響について学習する。特に、情報通信技術の進展、学習環境の整備による情報教育のあるべき姿をまとめる。
[学習上の目標]
■科目の到達目標
⒈初等中等教育におけるICTを活用した教育について理解する
⒉情報教育の目的を理解する
⒊資質・能力を育成する教育方法について理解する
⒋知識基盤社会の教育への影響を光と影の両面から理解する
⒌情報活用能力の重要性と育成の観点を理解する
■科目の学習要点事項
⒈情報通信技術(ICT)の進展・定着が進む中で、情報活用能力をはじめとした資質・能力の育成の重要性が高まっていることに留意する
⒉情報教育における情報活用能力、情報リテラシー育成が重要であり、3つの観点から勧められるべきである点に留意する
⒊教育における情報通信技術(ICT)の活用に当たって、その有効性とマイナス面があることに留意する
⒋初等中等教育における情報通信技術(ICT)を活用した教育と、それを育てる学習環境について留意する
[参考文献]
⒈主体的・対話的で深い学びの環境とICT アクティブ・ラーニングによる資質・能力の育成 東信堂 久保田賢一・今井貴之 編著
⒉デジタル・ナレッヂ ICT教育とは
[レポート課題]
知識基盤社会における教育のあるべき姿について、情報教育の考え方、内容、方法などの観点からまとめなさい
[レポート解説]
下記のポイントを押さえてまとめること
・情報通信技術(ICT)の進歩と普及定着が教育へ呼ぼしている影響について、光と影の両面から考える
・情報活用能力の重要性とその育成に関して「情報化社会に参画する態度」「情報の科学的な理解」「情報活用の実践力」の3観点から考察する
・テキストや参考文献などの記述を転記するのではなく、自分の言葉で独自の見解や分析も踏まえて考察する
⒈知識基盤社会における教育のあるべき姿について、情報教育の考え方、内容、方法などの観点からまとめよ。
知識基盤社会とは、新しい知識・情報・技術が政治や経済、文化などのあらゆる社会領域の活動基盤となる社会のことである。つまり「新たな知の創造・継承・活用」が社会の発展の基盤となる。
情報教育とは、情報活用能力を身に付けさせる教育である。小学校、中学校、高等学校のいずれにも、情報活用能力を身に付けさせる目的の教育が施され、学校教育を通じて国民として必要最低限の力を確実に身に付けさせるのが、現代の学習指導揚力の構造となっている。
これら2つのことを踏まえたうえで、情報教育の考え方、内容、方法ついてまとめる。
情報教育の考え方として3観点8要素が挙げられる。観点は、①情報活用の実践力②情報の科学的な理解③情報社会に参画する態度が挙げられる。
①は、課題や目的に応じて、適切に活用し、必要な情報を主体的に収集、判断、表現、処理、発信が出来ることが目的である。
②は、情報収集手段の特性を理解し、自身の情報活用を分析、評価、改善するための基礎的な理論や方法の理解をすることが目的である。
③は、情報やその...