刑法各論_クレジットカードと信用棄損/B評価合格/中央大学法学部通信教育課程

閲覧数601
ダウンロード数0
履歴確認
更新前ファイル(1件)

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    文字数:2千文字(2,000文字)程度
    課題レポートです。
    中央大学法学部通信教育課程のほか、他大学の法学部、文系学部の法律系科目等の書き方の例として、参考にお使いください。(このままの引用はおすすめしません)
    参考文献は文末です。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.問題の所在
    本問には、大きく2つの問題があると考えられる。
    ①クレジットカードは、クレジット会社と会員契約をした甲が、クレジット会社と加盟店契約を結ぶXデパートから商品を購入すると、Xデパートはクレジット会社から立替払いを受け、甲がクレジット会社に口座振替により代金支払うというしくみである。このしくみにおいて、甲が支払いの意思をもたず、Xデパートから商品を購入した場合、詐欺罪(246条)が成立するか。また、成立すればどのような理論構成となるか。
    ②後段の甲の行為は、信用毀損と業務妨害のいずれに該当するか。また、この信用にはどのような意味での信用が該当するか。
    次項より、それぞれにわけて検討する。

    2.自己名義クレジットカードの不正使用
    (1)詐欺罪の成立
    ①肯定説:支払いの意思・能力がないことを秘して、相手方に支払いの意思・能力があるように装い、財物の交付または財産上の利益を得る行為は、詐欺罪が成立するとする。
    ②否定説:Xデパートはクレジット会社から代金の振替を受ける点で欺罔されたところはなく、有効なカードが提示されサイン等による本人確認に問題がなければ、甲の支払意思・能力を知...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。