民法5(親族・相続)_児童虐待の問題と対応/A評価合格/中央大学法学部通信教育課程

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    資料紹介

    文字数:2千文字(2,000文字)程度
    課題レポートです。
    中央大学法学部通信教育課程のほか、他大学の法学部、文系学部の法律系科目等の書き方の例として、参考にお使いください。(このままの引用はおすすめしません)
    参考文献は文末です。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.問題の所在
     親権とは、未成年の子の保護のために親に与えられた権限であり、親権者は子どもの身上監護・財産保護という義務を同時に負っている。しかし、子の保護という目的に合致しない親権の行使があること、親権者として子の監護をするにふさわしくないという場合があることなどから、民法にはそのような者の親権を制限するための親権喪失宣告制度(834条)が設けられている。今日においても後を絶たない親権者による児童虐待は、親権濫用による親権制限制度の問題として検討が必要である。

    2.我が国における児童虐待の問題と対応
    児童虐待は、親権者の「躾である」という言葉の隠れ蓑、そして子が報復を恐れたり親をかばおうとして声を上げられないといったことから、実態が明るみに出にくいという現実がある。児童相談所の虐待相談処理件数は平成18年には3万7千件を超え、増加の一途をたどっており、この数字は氷山の一角といえよう。
    児童虐待防止法において児童虐待とは、保護者がその監護する児童に対し、①身体的虐待、②性的虐待、③育児放棄・監護放棄、④心理的虐待を行うことと定義されている(2条)。③については同居人による虐待を放置...

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