2021年度合格レポートです
道徳の授業の指導案の作成の留意点について述べなさい。
平成29年に改正された学習指導要領において、道徳教育の目標は「道徳教育は、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき、自己の生き方を考え、主体的な判断の下に行動し、自立した一人の人間として他者と共によりよく生きるための基盤となる道徳性を養うことを目標とする。」と示された。また、道徳の時間の目標は「道徳の時間においては、以上のような道徳教育の目標に基づき、各教科、外国語活動、総合的な学習の時間及び特別活動における道徳教育と密接な関連を図りながら、計画的、発展的な指導によってこれを補充、深化、統合し、道徳的価値の自覚及び自己の生き方について深め、道徳的実践力を育成するものとする。」と示されている。
道徳の授業を行うにあたり、まず大切なことは、以上に述べた道徳教育の目標、道徳の時間の目標を十分理解した上で年間指導計画を作成することである。道徳の時間は、計画的で発展的な指導によって効果が上がるとされているため、年間計画の作成の際は年間にわたって授業時間数が確保されるように工夫しなくてはいけない。また、主題の設定と配列の工夫...