進路指導
進路指導(しんろしどう)とは、学校教育の一環として児童・生徒の進学や就職(主に卒業後)に
ついて指導・助言を行うことである。「進路ガイダンス」などとも呼ばれる場合もある。
中学校、高等学校、中等教育学校、中等部・高等部を置く特別支援学校には進路指導主事(教諭の
職を持って充てる)が必置とされ、校長の監督のもと生徒の職業選択の指導その他の進路の指導に
関する事項をつかさどり、該当事項について連絡調整及び指導、助言に当たる(学校教育法施行規
則第52条の3、第65条、第65条の10第1項、第73条の16第4項・第5項)。その他、進路指導主事の
もと校務分掌により教諭が職務を分担する。なお、大学、短期大学、高等専門学校、専門学校など
には学生の就職・進学について担当教員のもと専門の部署を設置することが多い。
学校全体の進路指導関連については進路指導部が担当するが、個々の生徒への指導については担任
がこれを行うのが普通である。
就職に向けての指導を、特に職業指導とも言う。また、従来の進路指導が、各学校における出口の
指導に偏りがちであったことに対して、より広い視点で進路を考えさせる指導としてキャリア教育
という概念も提唱されている。
教育専門家によると、生徒の情熱に基づく進路指導は控えるべきもので、長期的には生徒のために
ならないという。
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