高齢化社会
高齢化社会(こうれいかしゃかい、Aging
society)とは、65歳以上の高齢者の割合が総人口の7%を超えた社会のこと。
人類社会は、一定の環境が継続すれば、ある一定の面積に生存している人口を養っていく能力に限
界が訪れる。そして、人口を養う能力の限界に達し、ある程度の時間が経過すれば、必ず高齢化が
顕在化してくる。高度に社会福祉制度が発達した国家にあっては、その負担に応じるため労働人口
が子孫繁栄よりも現実にある高齢化対策に追われるため、少子化が進行して、さらなる高齢化を助
長していく場合が多い。
高齢化と少子化とは必ずしも同時並行的に進むとは限らないが、年金・医療・福祉など財政面では
両者が同時進行すると様々な問題が生じるため、少子高齢化と一括りにすることが多い。
国際連合は2050年には世界人口の18%が65歳以上となると予測している。OECD諸国においては現
加盟国の全てにおいて、2050年には1人の老人(65歳以上)を3人以下の生産人口(20-65歳)にて
支える超高齢社会となると予測されている。
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