資料紹介

聖徳大学通信教育部社会福祉学科社会福祉コース
保険医療制度論　第二課題
評価「C」

課題内容：
医療保険制度における患者負担をめぐる問題を整理したうえで、国民皆保険制度の課題を整理しなさい。

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医療保険制度における患者負担をめぐる問題を整理したうえで、国民皆保険制度の課題を整理しなさい。

　わが国は、国民健康保険法により、国民は皆公的な医療保険に加入することが義務付けられており、そのことを国民皆保険と呼ぶ。国民皆保険の目的は、すべての国民が公的医療保険に加入することで、医療費の負担を減らし、全ての国民が安心した医療を受けられることを保障することである。
　本稿では医療保険について述べるが、医療保険は社会保険（公的保険）にある一つの保険の種類であり、雇用形態によって利用できる制度は異なる。医療保険の加入先は協会けんぽ、組合健保、共済組合、船員保険、国民健康保険、国民健康保険組合および後期高齢者医療制度に分けられ、保険者は保険給付の請求を被保険者に行なう。
　被保険者は保険者に対し、保険の費用として、毎月分の保険料を支払う義務があり、健康保健の場合は被保険者が所属する会社が保険料を収め、その分は被保険者の月々の給料から天引きされる。それに対し、国民健康保険は、被保険者の前年の所得をもとに被保険者の住民票がある自治体が計算し、算出された額を世帯主が世帯分をまとめて納付することにな...

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