知的障害児の実態把握のあり方について、自分の意見を交え述べよ。
文部科学省は知的障碍を以下のように定義している。
「知的障害とは、一般に、同年齢の子供と比べて、「認知や言語などにかかわる知的機能」の発達に遅れが認められ、「他人との意思の交換、日常生活や社会生活、安全、仕事、余暇利用などについての適応能力」も不十分であり、特別な支援や配慮が必要な状態とされています。また、その状態は、環境的・社会的条件で変わり得る可能性があると言われています。」
そして「実態把握」とは指導する障碍児の情報を集め、その子の状態を正しく理解することであるが、その目的として「人間として基本的な行動を遂行するために必要な要素」及び「障害による学習上又は生活上の困難を改善・克服するために必要な要素」に着目して指導する自立活動のためであるとする。文部科学省はその際の必要事項を、以下に列挙している。
実態把握をする際に収集する情報の内容としては,病気等の有無や状態,生育歴,基本的な生活習慣,人やものとのかかわり,心理的な安定の状態,コミュニケーションの状態,対人関係や社会性の発達,身体機能,視機能,聴覚機能,知的...