「サブリミナル・マインド」の感想
下條信輔の「サブリミナル・マインド」を読み、本全体で筆者が言わんとしていることに留意しながらまとめ。自分の生活に即した感想を述べる。
「サブリミナル・マインド」全体で下條が取り組んでいることは、「心的過程の潜在性」というドグマの根拠と妥当性を検討することである。つまり、おおざっぱに言うと「人間は自分のことをよく理解している。」「自分を一番知っているのは自分だ。」というような、人間にとっては当たり前とも思えるようなことに疑問符を投げかけるということだ。本書では自分では意識していない(あるいはできない)潜在的な意識が人間の行動に影響を及ぼしていることが様々な例で...