2023年11月提出 英語文学論1のレポートです。 ご参考になれば幸いです。 また、以下のような評価をいただきました。
「あらすじは作品の重要な場面をおさえて、わかりやすくまとめていました。感想には作品から学び得たことが反映されていて良かったです。」
設題
シェイクスピアの『マクベス』とチャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』の翻訳を読み、それぞれについて、(1)自分の読んだ翻訳の訳者名、出版社、出版年、(2)あらすじ(800字程度)、(3)感想(800字程度)を書きなさい。
リポート本文
シェイクスピア『マクベス』
⑴松岡和子訳、ちくま文庫、2021
⑵スコットランドの将軍マクベスとバンクォーは凱旋の途中、3人の魔女に出会う。魔女らは「マクベスはコーダーの領主になり、いずれ王になる。バンクォーは王を生み出す。」と告げ、姿を消す。その予言に2人は懐疑的であったが、貴族らの言伝によりマクベスがコーダー領主に任じられたことを知る。予言の的中により、マクベスはかねてからの野心を実行に移し始める。
マクベスはこの事を妻宛の手紙にしたためる。それを読んだ妻は夫を国王にする覚悟を決める。マクベスは暗殺をためらっていたが、妻に諭されたマクベスは、自身の城に訪れていた国王をその日の夜に暗殺し、王位を奪うことに成功する。
その後マクベスは、バンクォーの存在が、自分の王位を一代限りで途絶えさせるのではと恐れ、息子共々始末するために刺客を送り込...