佛教大学 地誌学(2023年) 設題2

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    資料紹介

    佛教大学通信教育課程での【地誌学】合格レポートです。

    設題 発展途上国における経済開発とそれによりもたらされた経済格差の問題について、テキストで紹介されている地域、国の例を複数取り上げて記述せよ.

    参考文献 図説 世界の地誌【改訂版】辰巳勝・辰巳眞知子

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    地誌学 第二設題
     発展途上国における経済開発とそれによりもたらされた経済格差の問題について、テキストで紹介されている地域、国の例を複数取り上げて記述せよ。 

    中国
     中国は当初計画経済のもとで国有企業による重工業優先の工業化を進めてきた。資源豊富な東北地方のシェンヤン・チャンチュン・などに鉄鋼・機械・自動車・化学などの工業を発達させ、内陸のウーハン・パオトウに鉄鋼業、ランチョウに石油化学工業を重点的に配置した。改革・開放政策後は、自力による工業化から、外国の援助や投資を呼び込む政策に転換し、沿海地域に経済特区や経済開発区を指定した。これらの地域では工業用の地の造成や湾岸施設の整備を行い、税金免除や輸出手続きを簡素化して、積極的に外国企業を誘致した。その結果、経済特区として日本・アメリカなどの資本技術と、国内の豊富で安価な労働量をもとに、繊維・雑貨から電気・電子にいたる工業が立地した。経済特区としては、シャンハイのプートン新区や、チュー川デルタのコワンチュウなどの地に多くの外国企業や合併企業が立地し、輸出指向のハイテク産業が成長していった。中国の経済と発展はめざましく、小規模農村工業...

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