判例検討-長期別居中の懐胎子と嫡出推定

閲覧数3,461
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    民法子ども判例生物認知離婚婚姻夫婦生物学判断

    代表キーワード

    判例検討

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    民法判例―長期別居中の懐胎子と嫡出推定
    論点「嫡出推定が働く場合には、夫からの嫡出否認の訴えがなければ、
    子は生物学上の父に対し認知請求をすることができないか。」
    最判昭和44年5月29日第一小法廷判決
    <序論>
    嫡出推定とは、民法772条の規定の「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫のこと
    推定する」という子の父性推定と嫡出性付与の2つの推定が同時に働く推定であ
    る。嫡出推定を受ける子は、民法774条、775条に定める嫡出否認の訴えま
    たは家事審判法23条による審判によらなければ、嫡出子としての身分を奪われ
    ないという早期の「親」の確定という利益を得られる。また、嫡出否認の訴えは
    原則として...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。