心理学第二分冊

閲覧数1,773
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    社会的促進とは、社会的影響のうち、他者の存在によって課題遂行に影響が及びその課題の遂行が促進される場合を社会的促進という。このような社会的促進が生じるのは、同じ課題をやる人や観察者がそばにいると、行為者がその課題を遂行しようとする動機づけが高まるためと思われる。動機づけの上昇は、さらにその時点で優勢な反応をいっそう引き起こしやすくなる傾向を強めると考えられている。ただし、他者の存在が、つねに課題遂行を促進するとは限らず、逆に抑制する場合も生じる。これは、やさしくて十分に学習された課題では課題の達成に導くような反応が優勢であり、未学習の難しい課題では誤反応が優勢であることから、それぞれ優勢反応の動機づけの上昇によって前者の課題の遂行は促進され、後者の課題の遂行は抑制されるためである、と考えられる。
    たとえば、高校時代の部活動があげられる。私は、運動部でがんばっていた。練習はとても厳しいものであったが、仲間達と一緒にがんばっているとどんなに厳しい練習ものりこえられた。それは、お互いにつらいのは同じというところで共感して励ましあうことができたからである。一緒にがんばっていこうという意識が部活...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。