異文化理解(西欧)「EU統合は・・・」

閲覧数2,535
ダウンロード数40
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    『EU統合はそこに暮らす人々、ひいては世界の人々の幸福にどのような貢献を果たすと考えられるか。またそれがもつジレンマとは何か。もっとも基本的な目的と具体的な発現状況を要約して述べよ。』
    EUは、その前進であるヨーロッパ共同体(EC)を母体として、1991年のマーストリヒト条約を基に1993年に発足した。そのねらいは、ヨーロッパ内での経済、政治、外交、軍事などの様々な側面における統合にあり、現在で27の加盟国を有している。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『EU統合はそこに暮らす人々、ひいては世界の人々の幸福にどのような貢献を果たすと考えられるか。またそれがもつジレンマとは何か。もっとも基本的な目的と具体的な発現状況を要約して述べよ。』
    EUは、その前進であるヨーロッパ共同体(EC)を母体として、1991年のマーストリヒト条約を基に1993年に発足した。そのねらいは、ヨーロッパ内での経済、政治、外交、軍事などの様々な側面における統合にあり、現在で27の加盟国を有している。
    EU統合の最も重要な目的は、不戦共同体としてヨーロッパに平和を実現することである。古来よりヨーロッパでは戦争が耐えなかった歴史を遡ると容易に理解できる。ECおよびEUの成立は、戦争につながる資源を共同で管理しようとする考えからスタートしている。石炭や鉄鋼を共に管理することがそれにあたる。その欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)から発展してECおよびEUが生まれていることから、その制度の基礎部分にはヨーロッパの平和を実現しようとする強い意思が込められているといえる。
    ヨーロッパの長い歴史の中でヨーロッパ全土が単一体制の下に支配されたことはない。そのヨーロッパが、平和という名の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。