≪聖徳短通信≫乳幼児の主要死因の変遷からわが国の小児保健の動向を述べ、その対策を論ぜよ。

閲覧数7,058
ダウンロード数20
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    主要死因の移り変わりから、わが国の小児保健の動きを調べ、対策について述べます。

     全体にみた乳児死亡率は、大正年間の160を最高として、その後順次下降してきています。わが国の乳児死亡率がきわめて低くなった背景には、医療技術の進歩ばかりではなく、保健指導の徹底や生活環境の向上などに負うところが大きいと言える。乳幼児の主要死因はどのように変わってきたのでしょうか。

    戦後しばらく(昭和44年くらいまで)は肺炎、気管支炎や腸炎及びその他の下痢性疾患などの感染性の疾患が多かったのですが、近年では、感染性の疾患は著しく減少しています。

    平成元年くらいから乳児死因の第一位は「先天奇形、変形および染色体異常」で次いで「呼吸障害および心血管障害」、第三位が「乳幼児突然死症候群」である。原因は明らかではないが、本症候群の診断基準が新しく定義されたことに関係しています。幼児では、「不慮の事故」が主要死因となっています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    主要死因の移り変わりから、わが国の小児保健の動きを調べ、対策について述べます。
     全体にみた乳児死亡率は、大正年間の160を最高として、その後順次下降してきています。わが国の乳児死亡率がきわめて低くなった背景には、医療技術の進歩ばかりではなく、保健指導の徹底や生活環境の向上などに負うところが大きいと言える。乳幼児の主要死因はどのように変わってきたのでしょうか。
    戦後しばらく(昭和44年くらいまで)は肺炎、気管支炎や腸炎及びその他の下痢性疾患などの感染性の疾患が多かったのですが、近年では、感染性の疾患は著しく減少しています。
    平成元年くらいから乳児死因の第一位は「先天奇形、変形および染色体異常」で次いで「呼吸障害および心血管障害」、第三位が「乳幼児突然死症候群」である。原因は明らかではないが、本症候群の診断基準が新しく定義されたことに関係しています。幼児では、「不慮の事故」が主要死因となっています。
    近年の病気には、母親や父親などの家族の影響で引き起こすことがあります。
    例えば、先天性の病気の中では、妊娠3ヶ月くらいまでの期間に放射能、母親のウイルス疾患、薬の服用などにより胎芽に障害が出...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。