ファイル交換ソフトwinnyにおける著作権侵害の問題について

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    資料紹介

    私の知り合いの先輩に、「タダで映画を見せてやる」とCD−Rをくれた人がいた。彼はソフトを使って映画や音楽をダウンロードしているという。
    インターネットを介して、不特定多数のコンピューターの間でファイルを共有する、ファイル交換ソフトの1つに、日本で開発されたwinnyがある。高い匿名性と、独自のP2P(不特定多数の個人間で直接情報のやり取りを行なうインターネットの利用形態)型匿名掲示板システムが特徴である。
    先輩がwinnyを使ったかはわからないが、これは著作権の侵害にならないだろうかと私は考えた。
    なぜなら、2003年にwinnyを使ったユーザー2人が、2004年5月にはwinnyの作者が逮捕されているからだ。
    そこで私は、winnyにおける著作権の問題と、ファイル交換ソフトの違法性について、考えてみたい。

    1.winny開発、改良
     winnyは匿名掲示板サイト「2ちゃんねる」の中でファイル共有ソフト関連の話題を扱う「ダウンロード板」の常連利用者だった47氏(スレッド内でこう名乗っている)が開発したソフトで、同板に専用のスレッドが設けられ、改良(2年間で236回)が進められていった。2002年5月に最初のバージョンが公開され、2003年5月からは全面的に刷新された「winny2」が公開されている。
    作者は、これを自らのホームページで無料公開していた。使い勝手が評判を呼び、利用者は瞬く間に増えたが、それにつれてネット上の著作権侵害が横行、「違法コピーの温床」となっていたとされる。
     そして、2003年11月、winnyを使ってゲームソフトと映画を共有した容疑で2人のユーザーが逮捕された。2004年5月10日には、この2人の著作権侵害行為を幇助した疑いで、winnyの作者である47氏、本名金子勇容疑者(33)が逮捕された。

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    ファイル交換ソフトwinnyにおける著作権侵害の問題について
                       
    はじめに
     私の知り合いの先輩に、「タダで映画を見せてやる」とCD-Rをくれた人がいた。彼はソフトを使って映画や音楽をダウンロードしているという。
    インターネットを介して、不特定多数のコンピューターの間でファイルを共有する、ファイル交換ソフトの1つに、日本で開発されたwinnyがある。高い匿名性と、独自のP2P(不特定多数の個人間で直接情報のやり取りを行なうインターネットの利用形態)型匿名掲示板システムが特徴である。
    先輩がwinnyを使ったかはわからないが、これは著作権の侵害にならないだろうかと私は考えた。
    なぜなら、2003年にwinnyを使ったユーザー2人が、2004年5月にはwinnyの作者が逮捕されているからだ。
    そこで私は、winnyにおける著作権の問題と、ファイル交換ソフトの違法性について、考えてみたい。
    1.winny開発、改良
     winnyは匿名掲示板サイト「2ちゃんねる」の中でファイル共有ソフト関連の話題を扱う「ダウンロード板」の常連利用者だった47氏(スレッド内で...

    コメント2件

    ritinia 購入
    問題の概要を理解するなら十分。詳しく知りたい人には物足りないかもしれません。
    2005/12/02 11:01 (19年1ヶ月前)

    standblue 購入
    問題の概要を理解するなら十分。詳しく知りたい人には物足りないかもしれません。
    2006/07/01 3:15 (18年6ヶ月前)

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