最強伝説・天
謎のはじまり
俺は天津飯。チャオズともに世界をまわり修業の旅をしている。若干、悟空に水をあけられた形にはなっているが、それも今だけだ。戦闘の才能も知能も俺の方が上、いつまでもくすぶっている訳にはいくまい。
「おいチャオズ。」
「どうした?天さん。」
チャオズの特技は超能力。少し頭は悪いが、ピュアで純粋なハートを持つ男。俺たち二人は非常にバランスのとれたコンビだ。
「今日はドドン波の強化をするぞ。いーな、チャオズ。」
少し目を伏せる様に、チャオズ、
「・・・でも天さん、ドドン波はもう通用しない。もっと新しい技を編み出すべき。僕、そう思う」
「糞野郎が」
「え?何か言った?天さん。」
ブーン!
右手の人差し指に気を集めはじめる天津飯。
「いいかチャオズ。ドドン波はカメハメ波とは違い一撃必殺ではない。この技の最大の特徴は、実は防御にある。」
「天さん、防御って?」
「チャオズ、俺の顔面に向かって攻撃してこい。」
「うん、分かった!」
砂埃とともにチャオズは左足で地面を蹴った。普通の人間では考えられないスピードで、天津飯の顔をめがけ飛び蹴りを放つ!
ガシッ!
天...