「現代に生きる青年の成長と発達のために」
現代という時代の中で、人々が周りから受ける影響は大きいものになりつつある。
この先、どう変化していくかはわからないが、以前よりも人が成長していく過程で触れるものは多くなったし、周りから入ってくる情報は膨大になっている。
そんな中、一人の人間として自己を確立し、乱雑に膨れ上がった社会に出ていき、青年期に自分をしっかりと見つけること。これは相当困難なことだ。
人として成長していく過程で欠かせないもの、そのひとつが教育である。
しかも、教育は人の青年期の大半に関わり、その人のその後に大きく左右してくる。
そんな教育も時代とともに変化しつつある。その象徴とも言えるのが「ゆとり教育」だ。
現代に生きる若者はこのゆとり教育の恩恵を受けている。しかしゆとり教育が定着していくにつれて、それに対する批判が増えているのも言うまでもない。
そしてここ最近、少年犯罪の増加やいじめの悪質化が進み、それに付随して教育現場での問題も増加している。生徒の教師に対する暴行、親の学校に対する度を越えたクレーム、精神疾患にかかる教員の増加、教師の不祥事、などさまざまな問題が教育現場...