生活科指導法 第1分冊

閲覧数1,830
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     生活科の指導にあたる際の「教育目標」は、主に4点記されている。ここでは、教科目標と学年目標との関連を視野に入れながら、具体例を挙げて考察していく。
    まず教科目標の1点目は「具体的な活動や体験を通すこと」である。これは、学年目標3つの項目すべてに関連しているといえる。生活科においては、具体的な活動や体験が目標であるとともに、内容であり、方法でもある。これは、見る・調べる・聞く・触れる・作る・探す・育てる・遊ぶなどして五感を使って直接的に働きかける学習活動、その活動を通して気付いたことを、絵・言葉・動作・劇化などして表現する活動を指している。低学年は発達上の特徴から、具体的な活動や体験を通して思考するため、このように直接体験を重視した、学習活動を展開していくことにより、主体的に学習や生活をさせるようにすることが効率的なのである。同時に働き返してくる双方の活動を相互交渉する能力を身に付けて、自立への基礎を養っていくのである。例えば、野菜の苗を植えて育ててみる。農家の人に育て方を聞いて実際に畑を見せてもらうことで、野菜作りへの興味が深まり、自分たちもやってみたい!という意欲がわいてくる。そし...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。