労使関係論第2回

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    労使関係法大レポート

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    労使関係論

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    労使関係論第2回
    日本の賃金制度の特徴と最近の変化について述べよ
     賃金とは、労働力が商品であると考えると、労働力の価格であるということができる。その価格というのは商品である労働力を生産するために必要な費用であり、労働力を生産するということは労働者が生活するということであため労働者の生活費になる。そのため、労働者自身が生活していくための費用が賃金として支払われる必要があるのは当然であるが、次の労働力を生産する、すなわち子どもを生み育てる費用も賃金の中に含まれていなければ、労働力を再生産することができないのである。
     賃金とはかかる性質を持っているものである。日本の戦前の賃金制度は等級制賃金制度を採用していた。賃金の熟練度別格差が大きい工場労働では細かく等級が別れており、男女によっても大きな差があった。ただ、その等級を決めるのは、明確な資格試験があったわけではなく使用者の恣意的なものによる部分も大きかったという。戦時労働政策の影響を受けながら年齢昇級のシステムができあがってきた。
     戦後電産労組が電産型賃金体系と言われる賃金要求を提出し、その電産型賃金体系が他の産業にも大きな影響を与えて...

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