「社会福祉援助の技術と援助過程について述べよ。」
社会福祉援助技術は、利用者とソーシャルワーカーが出会い、援助関係を結び、問題解決に向けての共同作業を行っていく過程の中で、適切に用いらなければならない。そのためには、社会福祉の実践過程の流れ、各過程の機能、ソーシャルワーカーが果たすべき役割を、十分に理解しておくことが必要となる。
利用者にとって、ソーシャルワーカーとの関わりをより有効なものとする目的をもち、ソーシャルワーカーは、必要な社会福祉援助技術や基本技能を、実践過程の流れにそって考えていかなければならない。問題解決ができるのは、利用者本人であることをふまえて、利用者が自分自身の問題解決の過程に積極的に参加できるよう、配慮していくことが求められている。
社会福祉援助技術は、実践過程の中で展開されていくが、専門技術として「直接援助技術」、「間接援助技術」、「関連援助技術」の3つがある。
直接援助技術は、個別援助技術(ケースワーク)と集団援助技術(グループワーク)から成り立っている。
間接援助技術は、地域援助技術(コミュニティワーク)、社会福祉調査法(ソーシャルワーク・リサーチ)、社会...