国際金融論  ユーロ市場とオフショア市場との関係を整理しながら国際金融市

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    資本とは資金、貨幣であり、本質的に無国籍であり、世界を舞台=市場にした、はてしない利潤追求の運動を続けている。
     設問でいう国際金融市場の「無国籍性」とは、厳密にいえば、国際金融市場というよりもユーロ市場ないしオフショア市場に関わる問題といえる。
     国際金融市場とは、クロスボーダーの「国際取引」が大規模に行われている市場である。しかしながら、各国の取引は、規制や課税のあり方、当事者の国籍などが、取引形態ごと各国ごとに多様であり、それらを強引に一括りにしてしまえば、その他の取引と基本的に異なるユーロ取引の特質が把握できなくなるばかりか無責任ともいえる。現段階で資本取引が規制されている途上国では、企業活動の利便性だけを貫徹しうる状況にはないが、大規模な為替売買に不便があるわけではない。よって、大規模な為替取引業者にとって、自国の為替市場や自国通貨建て取引にこだわる必要はなく、自国通貨から、外国通貨への転換コストはいかようにも回避できる。また、ユーロの今後にかかっているが、複数の国民通貨=為替レートの存在が企業活動の障害であったと証明される日も遠くはない。国境をこえて活動する企業では、ネッテ...

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